映画感想 ボーダーライン
しきい値
一般に境界線、境目のことを指し、ある値以上で効果が現れ、それ以下では効果が現れないことをいう。デジタルでは、0と1の境界線のこと。
閾値ともいうらしい。
この言葉好きなんだけどいまいち意味がよくわからんよねー
単純に境界線ってものでなく、効果があるかないかなんだろう。
薬の効き目も1錠じゃダメで2錠飲んでみたいなこと?かなーと感覚的におもいます。
ボーダーラインというDVDを見ていて思った。
ボーダラインって境界線って事だろうけど、超えるとその先の世界は全部一定につながりが見えてしまうのか?この映画の場合は倫理観のようだけど、しかしこのタイトル自体が善悪の境界はどこ??みたいな邦題がついているのだけれど、イマイチそうゆう問題じゃないんじゃないのではないのか?と思わせる映画。
あらすじは映画comから
アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実を、リアルに描いたクライムアクション。巨大化するメキシコの麻薬カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイトは、謎のコロンビア人とともにアメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加する。しかし、仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した作戦内容や、人の命が簡単に失われていく現場に直面し、ケイトの中で善と悪の境界が揺らいでいく。共演にベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン。
そして私はDVD見ながら、ギターを爪弾きながら、なんとなく倫理観のことを考えながらDVDをみていたのだけど、最近会社で送別会があってその時に年配の人が自身の評価が悪い、低いと感じていて、酒の勢いもあったのだろう。昔話なのかなんなのか「俺、人殴ったことあるぜ☆彡」みたいな事を言っていて、やばい奴認定されてた・・・
まーそりゃそうでしょう。
なんだかんだと環境に不平不満があっても暴力チラつかせたらやばくね・・・
と私はその話を聞いて思っていた。
その反面ではパワハラをしまくりの会社や違法行為しまくりの会社が、従業員がキレるよーと煽りを入れて、諭す為に法律守りましょう!暴力はダメっていうのも腑に落ちない感じもある。
何故か納得がないこと、違和感があることを腑に落ちないという気分になる。
そうゆう事なのだろう。
納得が行かないということは、例えると誰かが「あれはりんごです」といい。
しかし「いえ私はバナナと思う」っていう齟齬だと思う。
噛み合わない、共通認識がない状態。
倫理観の共通認識って日本って宗教が薄いからなのか生活習慣程度の宗教儀礼はあっても、がっちり経典やら聖書なんか読んで倫理的な行動規範はないよなーって思う。単純に親の躾に依存していて、その親の躾も親しだいだし連綿とちゃんとしてるところの人はちゃんとしていて、それから逸れちゃうともう無いんじゃないかなーと思える。良くも悪くもあるのは場の雰囲気の正しさ。神様より世間様にお世話様って感じでなんとなくうまくいく。
でもうまくいかないと元に戻すのに凄いエネルギー使ってる気がする。
映画の話に戻ると、もうメキシコの警察は麻薬カルテルに買収されまくりで、警察も疑わしいなので作戦も超法規で人権ってなに?って感じで、カルテルの一味捕まえて情報得るためならすぐ拷問みたいな感じ。
だいたい言う脅しは「家族を殺す。娘を20人に強姦させる」などなど・・・鬼畜ですわ。
すごく簡単にこの映画を表すなら、家族をなぶり殺しにされた検察官の復讐劇なんだけどね。カルテルのボスも最後は追い詰められて、命ごいをするのだけど「息子たちは助けてくれないか」って・・・
いやいや無理でしょ・・・って、だってあんた毎日誰かの家族を見せしめに殺していたのに、自分の息子達だけって無理っしょ。って俺は思った。
何故なら元検察官の立場なら、この息子達を助けたら、息子は復讐に燃えるでしょうって単純に思えたし、悪に悪で対抗していくと、正義とか退く感じだと思う。
いや、論理的に合理的考えると倫理なんてないんだなーと、そうするとやっぱ効率を命題に合理性に特化し、収益を上げる事がすべてっていう仕事や会社には、モラルやら倫理ってなくなるのが必然なのかなーとも思えたり・・・「金で買えないものはない」といった人が昔いたなーと・・・
色々と頭の中で現在とDVDを交差させてみていた。
でもあーいった世界に行ったことはないけど、あーゆう世界だからこそ家族が大事だとなるんだとも思える。