面白いということ
やっと最近はは冬らしくなった。冬は好きじゃないけれどね。
ちょっと前に約束をしていた友達と飲みに行った。
なんとなく居酒屋に飲みに行き、なんとなくキャバクラに行った。
その時になぜか友達が女に話題を振った。
「こいつ昔、自殺しようとしたんだぜ」
ええ?まじですか?w俺は思った。
このタイミングで着席5分で振る話題なのかそれ、いやそもそもキャバクラで喋る話題なのだろうか。軽く目を見てみた友は言った。
「俺は面白いと思う」
ええ、過去の話だし笑い話にするほうが俺の為になるとも言えるが、しかし俺はその話を具体的には君にしかしたことないんだよなーとマジ思った。
詳細に物語風に語った事は覚えている。
記憶を手繰り寄せてみよう。
あれは何歳だっただろう・・・二十代前半だったか後半だったかわからない。
多分後半ぐらいかな。
和食ダイニングみたいな店であー焼き鳥屋だったかな・・・記憶って曖昧だわほんと。
でも、その時は俺はやばかったので半分泣いていたな。
喋ることで救われる何かがあるんだよなーとその時は感じていた。
そもそも自分の事を語ると泣く(T_T)癖があったのでストレス掛かる行為なんだなーと分析できる。
最近はそのことがゾンビのように蘇る。思い出す頻度が増えると囚われる思考が出来上がってしまうってのもまたあると、正しい思考と悪い思考みたいなことだろうな。
些細なことなんだけど、こんな些細なこと考える事が何故起こるのかってのを自分なりに考える。暇なのもあるw人と関わらない喋らないので脳内会話が増えたってのもあるw
(単なるぼっちじゃねーかw)
釈然としないのネットでデュラララ掲示板の「自殺部屋」で意見を聞いてみる。
俺の自殺理由を書いてみると「芥川みたいだね」とか、どこの誰だかわからんねーみよちゃんに言われる。
意味がわからんねー。
おそらく芥川龍之介かなんかだろうけどあんまりしらん。
自殺するやつの9割だったかはうつ病になっているよ。
だが芥川はなんだったかな
・誰もまだ自殺者自身の心理をありのままに書いたものはない……僕は君に送る最後の手紙の中に、はっきりこの心理を伝えたいと思っている。(中略)君は新聞の三面記事などに生活難とか、病苦とか、或は又精神的苦痛とか、いろいろの自殺の動機を発見するであろう。しかし僕の経験によれば、それは動機の全部ではない。のみならず大抵は動機に至る道程を示しているだけである。(中略)少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である。(或旧友へ送る手記)
という感じの遺書残している。そんな大層なものでもないし、才能が斜め上に行き過ぎて逝っちゃう感じでもない。俺はただ漠然とした不安と死への興味本位。楽になりたいだけだった。
その当時を今振り返れば現在よりは安定していて、仕事は順調でなにしても褒められるし、出来ないことはあんまりなかった。上司もええ人だった周囲も安定していた。毎日同じ生活を過ごせばいいだけが見えていた。しかしわざわざ自分から崩すかなりくだらない理由で、後から入った年上がいたがその言動がチクチク鬱陶しかった。
今考えればどーってもことのない。でも何故か気になり不眠症になった。
朝起きれない。とりあえず起きれなかった。寝るのが早朝になっていた。だからが寝れないからそうなる。でも仕事は行かないといけない。それが治せないから数ヶ月それが続いた。
毎日神経すり減らしていた、その時「気疲れ」って脳裏でループしてたな。仕事が終わって家に帰ると毎日友だちが来るし何なんだろう。しかしやること無いし断ることもできず相談もできず。
論理性もなんもないって感じ、あれから数十年立ったけどなんも変わらない。
良いこともあったから良かったかもしれない。死ぬの辞める理由も「飽きるほどSEXしてない」とかくだらんことを目標にした。
目標間違ったわっwって今は思ってるw
まーそんな若輩者がまともに死にたいやつとかいないわけで、だいたいは希死念慮ってやつでなんとなく消えたい。
芥川の遺書とかも調べて、似ている部分はある俺も「愛着障害」ってワードに行き着くんだなー。
生育過程で該当するし、自身の持つ葛藤、性質を俯瞰して見てもシックリ来ていやになる。
発達障碍とたまに思う。でも先天性の脳機能障害の物のは別種で、後天的になるのはこっちだな・・・とほんとおもう。
そんなことを考えていると俺の友達も闇が深い。
この以前にも飲みに行ったが、昔話をしていた。
幼馴染が死んだ話だった。
飲みに行くきっかけがそれだったが、結局はどこかのシャッターの前で・・・何故あの場所だったのだろう。
結構長く飲んでいたのでどっかタイミング合ったやろって思ったけど、きっと語りたいが語りにくい話だからだったんだろうって今なら思える。
俺も知っているが特に遊んだ記憶がないので、思い入れもないので感情が動かなかった。
でも、時間を於いて考えるとかなりきつい出来事やわ・・・もっと話を聞けば良かったと思う。
償う事を願っても償えん罪という感じか、いやそもそもその是非すらよくわからない感じだけど、否応無しに自身に覆いかぶさってくる物みたいな事。
思考心理実験であるトロッコ問題があるけれど、あれを現実に置き換えるとレバーを引く人って感じで、そのレバー引く事になる人はPTSDになるよなーと思う。
宿命なんかもしれんけれど、俺よりもストレスに敏感でかかりやすい人間なんだなー。そして彼は自己犠牲が強いというか損得であんまり動かない面白いことを探すことが基準。全力で面白いことを探すっ
俺はどこに向かっているのかわからないが、彼には世話になったな(現在進行形でw)地縁も血縁もなくなっていく最中でだいたい優しい。不思議だわ。
面白いことが心を満たすと身を滅ぼすよって最近思うけれど、すでに俺自身が滅んでいるのに何いってんのって感じであると・・・
思うと面白い。